便利屋
『便利屋』というものが登場したのは、80年代前半だったと記憶しています。
初めは、いわゆるニュービジネスの先駆けのような扱いを受けていました。
また、隙間産業の旗頭のようにもてはやされもしたが、どこかキワモノ扱いを受けていました。
結局のところ、扱い業務が多岐に渡り過ぎて、どんどん細分化し、やがてそこから、キワモノでない業務を、ビジネスとして成立し一旗揚げた引っ越し代行や、ハウスクリーニング業などが誕生した。
結局、便利屋に残された業務は、コストの安い、リスキーなキワモノだけが残ってしまつたといっていい。
しかし、なにも闇の業務ではない。
裁判所の傍聴券を手に入れるために並んで1万円、花見の席を確保するために乗り込んで1万5000円と、それなりの『業務』をこなしています。
花見の席を確保するために、会社から依頼を受けることが多いという。
決まった料金は、はっきりいってないに等しい。
ある業者が「料金を決めるのが一番大きな仕事」といっているくらいだ。
多くの場合、仕事のリスクを割り出して、料金設定するそうだ。
ほとんどが人件費。
新人教育のための教育指導費も含まれてきます。
経験者のそれほどいない業務だが、人材は必要なのだ。
「基本的には7000円以上の仕事から」と、なんでも引き受ける態勢でいる。