昔の話でもしようかな その5
農民組合の全国組織としては、大正十一年に賀川豊彦・杉山元治郎が中心になって組織した日本農民組合が最初のものでした。
しかしここでもやがて左右の対立がはげしくなり、十五年には平野力三一派が分裂して全日本農民組合同盟が別につくられました。
また、昭和二年(一九二七)には日本労農党系がわかれて全日本農民組合ができ、さらに社民系の日本農民総同盟も別に組織されました。
こうしてここでも三・一五事件のころには、最右派の全日本農民組合同盟から最左派の日本農民組合にいたるまで、四派が併立する形になりました。
これらはまたそれぞれ無産政党につながり、それを通じて労働組合とも結びつきをもっていました。